住宅ローンの返済中、まとまった貯蓄ができた場合などに、
残高の全部または一部を返済することを 繰上返済 といいます
繰上返済により、返済した元金に掛かる利息を減らすことができます
Point 1 繰上返済の方法
繰上返済には、融資金の全額、または一部を繰り上げて返済する方法があります。
● 全額繰上返済 … 融資金の残額を一括して全部返済
● 一部繰上返済 … 融資金の残額のうち一部を返済(※二つの方法があります)
月々の返済額は変えず、返済期間を短くする方法
返済期間は変えず、月々の返済額を少なくする方法
Point 2 繰上返済の条件、及び手数料
繰上返済をする場合、民間ローンでは 一般的に手数料が必要となります。
金融機関により返済条件・繰上返済・受付期間・手数料等が事なりますので、
事前に確認しておく必要があります
例)フラット35 一部繰上返済の場合
手数料 >> 0円
繰上返済日 >> 毎月の返済日
繰上返済額 >> 100万円以上
Point 3 繰上返済の注意点
繰上返済を実行する前に、シュミレーション等を行うことをお勧めします。
一般的に、
① 返済開始から早い時期に、
② 返済期間が長いもの、
③ 高い金利のもの、
④ 融資残額が高い物から、
期間短縮による繰上返済をするのがよい。
・・と言われていますが、融資内容により異なりますので確認する必要があります
住宅ローン減税による控除額は、
住宅ローンの年末残高が基準となりますので、
繰上返済の時期に配慮する必要があります。
病気やけがなどの不足の事態に備えておく為、
半年分の生活費が賄える程度の貯蓄を残しておく必要があるでしょう